シンパパ内科医 おむらいすのブログ

こんにちは、おむらいすです。子育てや内科医としての日常の記録です。

キャリア形成 お金のこと

医師のキャリア形成について、先日記載しました。

 

キャリア形成には仕事を中心に考えた際に、選択肢がいくつかあることがわかります。

 

選択肢をたくさん持っていることはキャリア形成にも重要で、そのことを念頭において若いうちから準備しておくことを勧めます。

 

これは、他の職種の方にも重なる部分があるので、若い方はとくに自分の仕事についても改めてどの時期にどんな選択肢が残されていた方が自分としては後悔しないかを考えるきっかけになれば嬉しいです。

 

① どこに就職するか

大学医局であれば給料はアルバイトで決まると言っても過言ではないでしょう。アルバイト中心とはいえ、1000万円弱の収入が得られる診療科は多いと思われます。

一方で、一般病院にかなり若いうちから就職すると、ある程度の給料が得られるため、見劣りするかと思われます。

ただ、専門医資格を取得したり、研究業績や留学などのチャンスは遠くなります。これらは、自己投資に他なりませんので、長期的にみて自分で稼ぐことのできる力&患者さんに貢献するスキル(=自己資本)に差が出るのではないかと思われます。

ワークライフバランスをどうするかは常に考えつつ、自己資本の向上が大切だと私は思います。自己資本の最大化は好きなことを続ける環境を得ることで、成り立つと考えます。

 

② 資産形成について

若手医師の頃、資産形成に関する知識はおろか、社会保障についてや税金についての正しい知識は皆無でした。今でもおぼつかないところがあるかもしれませんが、特にキャリアアップを目指す若手医師にとっても重要な項目と思われます。

それは、異動の多い若手医師にとって、社会保障としての年金がほとんど機能しないことが挙げられるからです。医師は生涯仕事を継続できる仕事である、ということは正しいかもしれません。しかし、『現在は』であることを認識すべきです。

私たちのころは医学部の定員は7625-8260人(S60-H19)、7793(H20)でしたが、以後9357(R3)と供給は増えています。(文部科学省ホームページより)

高齢化社会のあとは人口減少が予想されており、すくなくとも現状より、医師の供給が需要減少を追い抜かす可能性があります。その場合、生涯仕事が継続できるかは各自のスキルなどによることが予想されます。

  • 将来の保障が、通常のサラリーマンよりも少ない
  • スキルアップ、スキルの維持(資格の維持)が相対的に高額である
  • 退職金が乏しい
  • 競争がきつくなる可能性

留学に関しては特に顕著で、奨学金を受けての留学でない場合であっても、貯蓄を切り崩すことになることの方が多く、十分に保障された状態で留学できる医師はほとんどいないのではないでしょうか。

早期から、貯蓄を行い、将来に備えたり、留学やスキルアップ、資格の維持などの自己投資に回す必要があります。